時代屋こあらの誕生・・・父親への思い
こんにちは、時代屋こあらです。
こあらの父親について少しお話させてください。
私の父親は、20名ほどの社員を抱える会社の社長でした。
姉と私が生まれるタイミングで起業を決意し、一代で会社を築き上げた人物です。
子どもたちに豊かな生活を提供するために、一軒家を建て、船を所有し、
そして私の野球道具をこれでもかというくらい買い揃えてくれました。
そんな日々は、まさに何不自由ない生活そのものでした。
しかし、人生は予測できないものです。
私が中学に上がる前のある日、突然父がくも膜下出血で倒れました。
その瞬間から、私たちの世界は大きく変わりました。
父は意識不明となり、2か月間の闘病生活を余儀なくされました。
意識が戻ったものの、以前のように働くことはできませんでした。
後遺症はひどく記憶も曖昧、物忘れに痙攣発作、
そして父親は外に出れなくなりアルコールに溺れました。
会社は急速に弱体化し、借金は1億円に達しました。私たちの家も、船も、車もすべて失われました。
母も限界を迎え、離婚に至りました。
私は当時、父に対して感情的になり、辛く当たることもありました。
父親としばらく一緒にいたこあら、こあらの転職の回数は父親との大喧嘩の回数と同じです。
こあら自身も変わり果てた父親といるのは限界でした。そして半ば強制的に
施設に入れてしまったんです。
しかし、時が経つにつれ、私は父の苦しみを理解しようと努めました。
父が施設に入った後、職員から彼が自身の過去について話していることを聞きました。
自らの過ち、自慢話、そして家族のこと。
直接彼と話すことはできませんでしたが、その話を聞いた時、私の心は強く揺さぶられました。
父の過去がただの過去で終わってしまうのは、あまりにももったいないと感じました。
彼の経験や知恵が、誰かにとって救いになるかもしれない。
そう思ったのが、
「時代屋こあら」の誕生のきっかけです。
そして今、父は3度目の緊急治療室にいます。
状況は厳しいですが、もし父が目を覚ましたなら、私は父親に直接話をしに行こうと決心しています。
このブログでは、高齢者の貴重な人生経験を集め、
現代に役立てるための知恵を探していきたいと思います。
私たちの未来を築くためには、過去の教訓をしっかりと受け止め、それを次に活かすことが必要です。
皆さんと一緒に、時代のヒントを見つけていけることを楽しみにしています。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
コメント