今回は、70代のAさんにお話を伺いました。
Aさんは、私が無職だった頃に一緒にネギ農家の短期バイトをした仲間で、
そのときはとても気さくで周囲に明るさを振りまくムードメーカーのような存在でした。
しかし、今回のインタビューでは、彼の心の奥底に潜む深い悲しみと苦悩が浮き彫りになりました。
🐨 人生の大きな試練
Aさんは結婚歴がなく、両親もすでに亡くなっており、現在は一人で孤独な時間を過ごしているといいます。
かつては結婚を夢見た彼女がいましたが、結婚を目前にして破局しました。
その理由は、Aさんが子供を作ることができない体だったためで、
相手方の両親からの猛烈な反対がありました。
それまで順調に思えた人生が、突然暗転し、破局後には自信を失い、
アルコールやギャンブルに溺れる日々が続きました。
さらには、過去の過ちが重なり、逮捕歴もあるといいます。
🐨 生きる意味と内なる葛藤
Aさんは、自らの存在が迷惑をかけるばかりで、何の価値もないと感じていました。
生きる意味を見出せず、死を選ぼうと考えたことも多々ありましたが、
恐怖から逃れられずに生き続けました。
Aさんは、70代という年齢になると、生きたいと願っても、
生きることができない人もいる現実を目の当たりにしてきました。
その中で、自分がまだ生きている意味を考え続けました。
そして、死ぬことが怖いと感じた瞬間に、
生きたいという強い気持ちが心の奥底に存在することに気づいたのです。
Aさんは「生きているだけで偉い」と語り、どんなに辛い時でも、
一瞬の喜びが生きる執着に変わると感じています。
🐨 新たな希望と助け合い
現在、Aさんは地元でアルバイトをしながら、
地域の活性化や犯罪を犯した未成年への更生支援などに積極的に取り組んでいます。
自らの苦しい経験から、他者を助けたいという深い思いが芽生えました。
Aさんは、自分が助けられた経験がほとんどないからこそ、
あの時に助けてほしかったという痛切な思いを抱えています。
だからこそ、同じような思いを抱える若者が少しでも減るように、
自分の力を尽くしたいと願っています。
🐨 まとめ
Aさんの物語は、私たちに人生の真実とその背後に潜む感情を深く教えてくれます。
過去の過ちや苦悩を乗り越え、現在の活動を通じて他者に希望を与えようとするAさんの姿は、
心に深く熱い気持ちが生まれます。
彼が人前で気さくに振る舞う姿は、実は「助けて」と言えずに一人で耐えてきた彼の心の表れなのかもしれません。
その背後には計り知れない苦しみが隠れているものの、Aさんは自らの経験を未来に生かし、
少しでも多くの人々を支えたいと行動しているAさん。
Aさんの思いと行動は、私たち全員に対して、どんなに困難な状況でも前向きに生き、
他者を支える力を持つことの大切さを教えてくれることでしょう。
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今回のこのインタビューや過去のインタビューを通して。
生きていれば幸せとは限らず必ずしも皆が笑顔で生きている訳ではないと、感じています。
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