今回お話を聞いたKさん70代は、現在奥様とお二人で喫茶店を運営し、
充実した生活を送っています。
もともとは大手企業で営業をしており、会社で上り詰めることを目指していました。
年収も十分にあり、幸せだと感じていたKさんですが、土日も仕事の接待でゴルフに出かけるなど、
仕事中心の生活を送っていました。奥様への愛情は深く持ち続けていましたが、
その気持ちが奥様には届いていなかったことに後から気づくこととなります。
🐨結婚生活とその変化
Kさんと奥様は職場で出会い結婚しました。
結婚当初は、Kさんの優しさや奥様への気持ちがとても大切にされていました。
しかし、結婚後は、家族を守る責任や奥様を幸せにしたいという気持ちが大きくなり、
次第に本来大切にすべきものを見失っていきました。
仕事中心の生活が続く中で、奥様の気持ちは変わっていき、
50代半ばの時には奥様から泣きながら離婚の話をされることになります。
Kさんはその時、驚きと共に自身の過去を振り返り始めました。
毎日仕事に追われ、毎朝奥様が見送ってくれていたが、
その笑顔に気づかなかったことを初めて認識しました。
幸せの形は二人で築くものであることを忘れていたことに気づき、Kさんは深く反省しました。
🐨二度目のお願いと新たなスタート
Kさんは、奥様に二度目のお願いをしました。
一度目はプロポーズの時、そして二度目は感謝の気持ちと共に、
もう一度人生を一緒に歩んでほしいと頼みました。
また、奥様が付き合いたての頃に話していた喫茶店を開くという夢を思い出し、
毎日奥様が豆を挽いてくれるコーヒーのことを懐かしく思い出し、涙しました。
60歳の時、Kさんは会社を引退し、都心のマンションを売り、
奥様と一緒に初めて訪れた思い出の地で喫茶店を開店しました。
その結果、二人の関係は再び深まり、今では本当に仲良く、幸せが伝わってくると感じています。
幸せの形と未来への展望
Kさんは言います。
「悲しいことに、当時は気づかずに失いかけていたものを、
今では自身の気づきと奥様が築き上げてきた過去が幸せの形を教えてくれました。
そして、今は二人で時間を大切にし、新しい過去を作っていきたいと思っています。」
Kさんと奥様の現在の幸せな生活と、過去の反省から得た教訓は、
多くの人にとって深い意味を持つものです。
二人で築いた喫茶店という新たな夢の実現は、Kさんの人生の再スタートを象徴するものであり、
未来への希望を抱いていることが伝わってきます。
🐨若者へのメッセージ
若い皆さんに伝えたいこと
人生を歩む中で、一番大切なのは、人との関係や感情です。
仕事や成功を追い求めるあまり、大切な人やものを見失うことがないように気をつけてください。
私自身もその経験をしました。
私はキャリアを積むことに全力を注ぎ、幸せを感じていましたが、
その過程で一番大切にすべき家族との関係をおろそかにしてしまいました。
仕事の成功がすべてだと考え、奥様の笑顔に気づくことができず、
結果的に大切なものを失いかけました。
幸せはただの数字や地位ではなく、心から大切に思う人との関係にあります。
もし今、あなたの周りに大切な人がいるなら、その人たちをしっかりと大切にしてください。
忙しい日常の中で、少し立ち止まり、その人たちの存在を感謝する時間を作ってみてください。
また、コミュニケーションの重要性も忘れずに。
自分の気持ちや感謝の気持ちを伝えることで、関係が深まります。
私の人生から学んだことは、幸せの形は二人で築くものであり、
一人では完結しないということです。
ですから、今のうちから大切な人との関係を築き、育んでいってください。
それが、未来の本当の幸せに繋がります。
時間は戻せませんが、今からでも遅くありません。気づき、努力し、そして愛を大切にすることで、
より良い人生を送ることができるはずです。
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